北海道地震の記事から再認識!本当の被害者は被災地にいない?『疲労共感』とは!

発生から「もう」2日経った。「まだ」2日しか経っていない。

9月6日の早朝に起きた震度7の北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)

8日15時現在で、21人死亡8人安否不明、けが人は400名以上。地震直後、道内全域役295万戸で発生していた停電は、全体のほぼ99%は解消したそうですが、被害の状況は放送等で見れば見るほど悲惨なもの。

ニュースで現地の様子を見ると、これまでの台風や洪水、地震の被害を思い出してしまいますし、何より3.11の被災者だった私は東日本大震災の災害の状況や被災後の不便で苦しい生活を思い起こすので、気持ちがすっかりネガティブになり落ち込んでしまいます。

さて、冒頭の「もう」と「まだ」。あなたは感じ方はどちらですか?

感じ方は分かれるところだと思います。なぜこんな質問をしたかというと、この感じ方の違いで災害後の深刻さを実感できるかどうかがわかると思うからです。

心理学的にどうこうということではないのですが、こんな些細なことでも気になったりどうでもよくなったりと、心が不安定になり判断能力もおかしくなるので、ちょっと立ち止まって冷静に考えてほしい。被災者はどのような思いなのか。

そんな願いを込めて、北海道地震後のニュースや記事を見て思ったことをまとめてみました。

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1.メディアは北海道の地震のことばかり…

「北海道地震」を検索すると、ツイッターで数多くリツイートされている記事をみかけました。主にこの2つ。

これらのツイートの内容については、おそらく多くの方々が共感できるのではないでしょうか? 特に、地方に住んでいるとなおさら感じるのでは?

例えば、一般的な台風が発生した時を考えます。

ニュース番組では主に都市部の被害状況について報道する傾向にあるので、台風が通り過ぎると「台風一過の晴れ晴れした秋空」といった安堵のニュースを放映します。

ところが、今まさに台風が通り過ぎている、これからやってくる東北や北海道の住民にとってみれば、「そんなことはどうでもいい」「早くここの台風情報を教えて」という気持ちなのです。

まあ、テレビ局のスタジオは都市部にあるので仕方がないことですし、理解できることなのですが、なんか『放って置かれている感』があります。

「缶切り無しで缶詰を開ける方法」自衛隊の防災テクニックに学べ!
「自衛隊に学ぶ防災テクニック」という特集をやっている番組がありました。かなり役に立つ自衛隊流の防災テクニックを教えてもらったので、紹介したいと思います。

2.この夏の自然災害『豪雨』『台風』『高潮』『地震』

実際に、この夏の自然災害を考えると、7月に西日本に大被害をもらたした豪雨(平成30年7月豪雨)がありました。広島や岡山の被災模様は連日のように報道されていました。

気温が高い猛暑や酷暑が続くなか、台風が多く発生したり、8月末には山形など東北に深刻な被害をもたらした豪雨もありました。

そして、非常に強い勢力で日本列島に上陸した台風21号による被害。暴風雨による家屋の破壊や関西国際空港の高潮による被害の映像は記憶に新しいですよね。

毎週のように、被害にあった地域の状況や被災者の様子をニュースやワイドショーで放映していました。

『報道し過ぎ』ではという批判もあるなか、正しい情報を伝えるために、風化しないように放送しているのは理解できます。

けれども、次から次へと自然災害が起きると、正直言って、昨日の災害のことも忘れてしまう。このジレンマというか何というか、放送する側も視聴者もとても複雑な心境になってしまいます。

何が正しいってわけではないですが、忘れられないように『この前の災害の復旧状況は?』といった内容を定期的に放送してほしいものですね。

3.『共感疲労』に陥るな!

熊本地震のあと、被災地の人々のことを思いすぎて、涙を流したり、『共感疲労』を起こしてしまう人がいたそうです。

新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)の碓井真史氏は以下のように述べています。

共感疲労とは、他者の痛み苦しみに共感するあまりに心が疲れてしまうことを言います。

ただ心が疲れていると、そのように考えられる余裕がなくなります。災害報道ストレスや共感疲労のワナにはまると、自分の体調が崩れるだけでなく、人間関係にまでひびが入りやすくなるのです。

          参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20180907-00096041/

被災者だけではなく、ニュースやワイドショーを見ている人も心が不安定になる可能性があるというわけです。

なので、被災者が情報の選択を誤ってしまったり、判断力を失ってしまうのと同じように、被災者以外の人が精神的に不安定になり言動がおかしくなる可能性もあるわけです。

もしかすると、現場で中継するリポーターやニュースのキャスターが『共感疲労』のワナにはまってしまうかもしれません。

そうなると、いつの間にか、他の災害や被災者のことを忘れてしまうことも十分考えられます。(もちろん、目の前の災害に集中してリポートしているだけかもしれません。)

北海道地震で再認識!デマ情報や予言で混乱に…『地鳴り』『地響き』って?
北海道地震から2日後。9月8日の21時現在、ツイッターで『地鳴り』や『地響き』のデマ情報が流れているようなので、注意喚起も含めてウソ情報に惑わされないよう、私の体験談を書いてみました。

4.まとめ

「とんでもない被害にあって昨日まではメディアに取り上げてもらったのに…。今日地震が起きたら、自分たちのことは報道されない。もう忘れられてしまったのか。」

ある意味、二次的な災害に遭った気分になるのではないでしょうか?

本当の被災者とは、今災害が起きている場所、つまり被災地にいるのではなく、『被災した後に、新たな災害発生のために忘れられた人たちのこと』だったりするのかもしれません。

このような思いは、この夏、連続的に災害に見舞われた今回だけに限ったことではありません。災害が起きる度に、誰かが思い抱いていることだと思います。

被災者の思いを大事にしたいですね。

  • 「私たちのことを覚えておいてほしい」
  • 「思い出して自分のために備えてほしい」
  • 「復旧・復興を見守ってほしい」

改めて再認識させられました。

「缶切り無しで缶詰を開ける方法」自衛隊の防災テクニックに学べ!
「自衛隊に学ぶ防災テクニック」という特集をやっている番組がありました。かなり役に立つ自衛隊流の防災テクニックを教えてもらったので、紹介したいと思います。

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